パン作り初心者にも嬉しい『ひとりで焼けたよ!はじめての子どもパン教室』

はじめての子どもパン教室
定価:1,485円
発売日:2022年4月28日
発行・発売:主婦の友社
判型・体裁:AB判(25.7 x 21 x 0.9cm)、96ページ

パンが好きな子って多いですよね。

私も子どもの頃は、ごはんよりパンのほうが好きでした。

朝は必ずパンだし、夜のごはんがパンでもぜんぜんいい。てか、今でも我が家では、自宅で焼いた場合は夜はパンの献立にしちゃいます。

そんなわけなので、子どもにもわかりやくてすぐ作りたくなる本書のような指南書が子どもの頃にあったら、もっと早くからパン作りに取り組んでいたかもです。

どでかパンで有名な吉永麻衣子さん @maiko_y の『はじめての子どもパン教室』は、仲良くしている編集さんのご担当ということもあって、出る前から楽しみにしていました。

夏休みに入った今こそ、出番の本でしょう!

 

ということで、あらためてじっくり読み込んでみれば…子どもが、というより、パン作りって挑戦してみたいなーと密かに憧れている人にぴったりじゃないかと。

巻頭には、使う道具の説明があって、おうちにあるものでいけちゃうし、100円ショップでも買えるもの。

次に材料のはかり方があって、まぜまぜにぎにぎがあって(粉を合わせてこねる工程のことね)、発酵時間があって(冷蔵庫で8時間だからその日に焼くなら朝仕込まないと…と気付く)、成形して焼く、味を変える、具をまぜるとかサンドイッチにするとか、アレンジいろいろで、まあ楽しい!

 

お。今日中に焼きたい時の裏技あったー(歓喜)

この前半部分を読んだだけでもやりたい。やろう。よし(と立ち上がる)と勢いに任せられる。

料理本、レシピ本の役割をきちっと果たしているなと思うのです。

もちろん基本の生地を使ったアレンジはたっぷりありますから、普通にレシピを増やすということもできます。

が、やっぱりこれ。

というのが、「どうして?」にこたえる「自由研究テーマにチャレンジ」というページを含む第4章、「パンのお勉強講座」でしょう。

さあさあ小学生のきみたち、パンを作って自由研究をやってみないかい?

おいしいと自由研究が両立するなんてサイコーだよ。

 

プロフィール

吉永麻衣子(ヨシナガマイコ)
兵庫県宝塚市出身。聖心女子大学卒業後、一般企業を経てパンの世界へ。「ごはんを炊くような気持ちで、もっと手軽にパン作りを楽しんで欲しい」と、忙しい人でも毎日焼ける「おうちパン」を考案し大好評に。現在は、オンライン教室のほか、外部での講師と、企業とのレシピ開発や雑誌へのレシピ提供、書籍の出版、コラムの執筆、テレビ出演等幅広く活躍中。You Tubeなど、各種動画配信も大人気。著書に『冷蔵庫で作りおきパン いつでも焼きたて』『はじめてでも失敗しない絶対おいしい! おうちパン教室』『スイッチピ! で焼きたて 炊飯器でパンとケーキができちゃった』『作って食べて最高に盛り上がるおそとパン』(すべて弊社)『ただ材料を混ぜるだけ、発酵は冷蔵庫におまかせ! 簡単もちふわドデカパン』(新潮社)など多数ある。
自身も3人の男の子のママで、子どもや親子対象のパン教室も大人気。(本書より)
公式サイト https://hibinopan.jp/
Instagram https://www.instagram.com/maiko_y/

 

制作スタッフ

装丁・デザイン: 細山田光宣、鈴木あづさ(細山田デザイン事務所)
デザインDTP: 横村 葵
撮影: 佐山裕子(主婦の友社)
スタイリング: 西森 萌
マンガ・イラスト: 雨月 衣
撮影アシスタント: 井上有希子、せきざわあきこ、やぶうちまき
DTP制作: 松田修尚(主婦の友社)
編集担当: 近藤祥子(主婦の友社)