野菜のおかず、超絶ラクにおいしくおしゃれ度アップ、クリュディテ

Crudite フランスのおうちごはんクリュディテ
定価:1,760円
発売日:2022年12月9日
発行・発売:主婦と生活社
判型・体裁:B5判(25.7 x 18.5 x 0.8 cm)、96ページ

「クリュディテ」とは聞き慣れない言葉ですが、フランスにおける「生野菜のつくりおき」を指す言葉だそう。
でも、日本のつくりおきとは大違いな、表紙の写真のおしゃれさに目が釘付けになります。

目次

野菜のおいしさが鮮やか

そういえば、フランスのお惣菜屋さんにはたくさんの野菜のおかずが並んでいて、行くと飽きないんですよね。

日本のお惣菜の、ともすると茶色くなりがちなショーケースから比べると野菜の色合いが鮮やかで、野菜そのもののナチュラルな取り合わせがとっても目新しく感じたものです。

そんなお惣菜屋さんのおいしいおかずを単純に再現するだけでなく、肉や魚介類などたんぱく質と合わせて加熱した、野菜たっぷりおかずにする展開するレシピが紹介されているのが本書。

例えば、基本のキャロットラペを作ったら、ほたてと柑橘類を合わせて香りさわやかなマリネにしてみたり、豚肉を焼いたところにキャロットラペを入れて蒸し煮にするなど、野菜たっぷりおかずに「おしゃれさ」が加わる一品になるよ、という提案がそこかしこにあります。

一冊持っていたら、「野菜が足りない」と感じたときにすぐ役立ちます。
「えびときゅうりのさっと炒め」なら、あ、冷凍庫にえびある、きゅうりある! みたいな具合にね。

盛り付けもスタイリングもフレンチシックなおしゃれさなので、写真を見ているだけでも楽しい本書。こういうお皿があったら、いんげんのマリネがこんなふうにおしゃれになるんだー……なんて参考にするのも良き!

茶色いおかずに飽きを感じたら手にとってみてほしい一冊です。

 

もくじ

Chapter.1
基本のクリュディテとアレンジレシピ
〈通年野菜〉
にんじん/じゃがいも/さやいんげん/かぶ/キャベツ/きのこ/長ねぎ/玉ねぎ/小松菜/もやし
〈秋冬野菜〉
カリフラワー/ブロッコリー/ビーツ/さつまいも/かぼちゃ/ごぼう/れんこん/ほうれん草/白菜/大根
〈春夏野菜〉
きゅうり/トマト/なす/セロリ/ピーマン/パプリカ/ズッキーニ/グリーンアスパラガス

Chapter.2
クリュディテのある献立
クリュディテでアペロ
クリュディテとパン
クリュディテと麺
クリュディテとごはん

 

プロフィール

(本書より)
兵庫県出身。辻学園調理技術専門学校で西洋料理・製菓・製パン技術を習得し、卒業後同校の西洋料理研究 職員を経て渡欧。スイスのホテルのレストラン、ベッカライ(パン屋)、フランスのミシュラン星付きレストラン、シャルキュトリーなどで約3年間修業を積む。帰国後、シェフパティシエを経て料理研究家として独立。フレンチベースのおいしい家庭料理のみならず、日々の暮らしに役立つ普段着の料理も得意分野。
Instagram https://www.instagram.com/ju.cook/

 

スタッフ

撮影:ローラン麻奈
スタイリング:佐々木カナコ
デザイン:高橋 良[chorus]
調理アシスタント:高橋ひさこ
プリンティングディレクション:金子雅一(凸版印刷株式会社)
校正:安久都淳子
構成・取材:広谷綾子
編集担当:足立昭子